FUJI Wifiのメリット・デメリット・速度制限
ポケットWi-Fiを選ぶときに気になるのが契約年数の縛りです。大抵は2年か3年の契約期間が義務づけられていて、途中解約すると高い違約金を払わなければならず、この点に不満を感じている人は多いでしょう。
FUJI Wifiはモバイルルーターのレンタルサービスを提供している会社で契約年数の縛りがありません。
この記事ではFUJI Wifiのメリット・デメリット、速度制限や口コミの評価について説明します。
公式サイト
レンタルルーターは【FUJIWifi】期間縛り・解約金無し!
目次
FUJI Wifiとは?
FUJI Wifiは株式会社レグルスが行なっているレンタルWifiです。
モバイルルーターをレンタルするという形で、ポケットWi-Fiによるインターネット接続サービスを提供しています。
通常のポケットWi-FiやWiMAXはプロバイダ契約をして回線利用料とインターネット接続料金を払い、モバイルルーターを入手しますが、FUJI Wifiはモバイルルーターのレンタル料に回線使用料やインターネット接続の料金を含めて一括で提供しています。
レンタルは必要なときに借りて、不要になったら返却するものですから、FUJI Wifiには契約年数の縛りがありません。
FUJI Wifiの料金プラン
FUJI WifiのポケットWi-Fiは大きく分けて、WiMAXを使うプランとソフトバンクの4G/LTE回線を使うプランの2つがあります。
WiMAXはWiMA2+ with au4G LTEプランのみ(月額3,200円)、ソフトバンクは容量別に25ギガプラン(月額2,500円)、50ギガプラン(月額3,100円)、100ギガプラン(月額3,800円)、200ギガプラン(月額4,800円)、4G/LTEいつも快適プラン(月額6,000円)に分かれます。
さらにソフトバンクの回線を使うプランには2ヶ月から13ヶ月の間でまとめて料金を払うことにより、月数に応じた割引を受けるおまとめプランがあります。
また初回費用(事務手数料)2,000円が必要です。解約費用はありません。オプションとしてレンタルルーターが落下・水没などで故障した場合の弁済金を免除する安心サポート(月額300円)と、それに加えて紛失、バッテリー交換、ウィルス対策(3台まで)まで行なう安心サポートPremium(月額620円)があります。
その他にSIMだけをレンタルするプランと国外(韓国・台湾)に持っていくモバイルルーターのレンタルプランもあります。なお、料金はいずれも税抜きです。
FUJI Wifiのメリット
FUJI Wifiのメリットは、まず第一に契約年数の縛りがないことです。ネットワーク技術の中でも無線通信の分野は技術が次々と更新されています。より速く大容量の通信手段が1年経ったら現れても不思議ではありません。
そのような状況で2年、3年と契約に縛られて高い違約金を払わなければ途中解約して新しい技術に乗り換えられないというのは大きなデメリットです。FUJI Wifiは毎月15日までに解約を申し込めばその月で契約終了にできます。
また、解約後も再度申し込めば1カ月単位で利用できます。
次に容量を決めているプランでは1日3GBを超えると速度制限がかかるといったことがありません。ただし容量を超えるとその月は128Kbpsという実用に耐えない通信速度になりますので、月に使う容量をある程度把握しておいてプランを決める必要があります。
最後に他のサービスと比較しても料金が安いということです。最安値とまではいきませんが、大手のポケットWi-Fi提供会社に比べても安い価格設定になっています。
半年ほど使ってみたいという場合、前述のおまとめプランで割引があるのでさらに安くできます。
FUJI Wifiのデメリット
FUJI WifiのデメリットはWiMA2+ with au4G LTEプランと4G/LTEいつも快適プランでは速度制限があることです。詳細は後述します。また、レンタル機器という性格上モバイルルーターが最新機種ではありません。
1世代前か2世代前のものになります。そして、ソフトバンクの回線を使ったときに、他社のポケットWi-Fiと比べて若干速度が遅くなる傾向があることです。
口コミでも「日によって遅く感じる」という人がいましたし、実測しているサイトでも他社に比べて多少劣る速度になっていました。
ソフトバンクの回線は1日3GBの制限がかかる回線と月当たりの容量制限がある回線があります。FUJI Wifiでは1日3GBの速度制限は発生しないので後者の回線を使っていると考えられますが、この回線は前者よりも通信速度が遅いと言われています。
そのため実測すると他社のポケットWi-Fiに比べると速度が出ないということになります。もっともネットの実測結果を見ると10Mbps以上は安定して出ているので利用するのに問題がある速度ではありませんが、速さを優先する人にとってはデメリットになります。
FUJI Wifiの速度制限
FUJI WifiのWiMA2+ with au4G LTEプランと4G/LTEいつも快適プランには速度制限があります。WiMAXは3日で10GBを超えると次の日の日18時から翌々日の2時までの8時間の間1Mbpsまで速度が落ちます。
しかし、1Mbpsは動画サイトで標準画質の動画ならさほどカクツキもなく再生できる速さで、ネットサーフィンやメールなどは全く問題ありません。したがって、WiMAXのプランを申し込んだ人はあまり気にする必要はありません。
ただし、WiMAXのハイスピードエリアプラスモードでLTE回線に切り換えたときは注意が必要です。このモードはWiMAXでつながらない場合に、利用可能エリアが広いauのLTE回線に切り換えることで接続を確保するというものですが、1月に7GBを超えると128Kbpsに速度が落ちるという速度制限があります。
ネットサーフィンでも支障がでるぐらい遅いスピードでその月を過ごすことになりますので、切り換えてもWiMAXで接続できるエリアに出たらWiMAXでつなぎ直すようにしましょう。
問題は4G/LTEいつも快適プランです。このプランでは注記として異常な通信量には制限が発生する場合があると記載されています。
そして、異常な通信料が何GBなのかは明記されていません。ネット上の口コミをみても「300GBを超えると発生する」「220GBでも制限された」など場合によって異なる通信量で制限がかかっています。
制限がかかると128Kbpsで翌月になるまで過ごさなければなりません。ネット上の意見では「200GB以下は問題ない」ということですが、それなら200ギガプランに申し込めばよいことになります。
このように4G/LTEいつも快適プランは速度制限があり、どの程度使えば速度制限になるのか分からないという問題点がありますので、使い放題にしたい人はWiMAXのプランを選んだ方がよいでしょう。容量別プランでかまわないという人はソフトバンクの回線プランを選んでもよいでしょう。
FUJI Wifiの口コミやメリット・デメリット、速度制限について調べた結果、使い方によってはお得だと分かった!
FUJI Wifiは契約年数縛りがなく、価格も安く済むというメリットがある一方、ソフトバンク回線の契約では「速度が遅い」という口コミがあり、実用上問題がないスピードとはいえ、実測値で他社のポケットWi-Fiより遅いというデメリットがあります。
また、4G/LTEいつも快適プランは速度制限があり、どの程度使えば速度制限になるのか分からないという問題があることが分かりました。
契約年数縛りが気になり、WiMAXで使うか、容量別プランで満足できる人に取ってはお得なサービスというのが結論です。