Windows10でDVDを再生できる無料プレーヤー（フリーソフト）3選
２０１５年７月２９日に正式リリースされた「Windows10」は、Windows8.1と同様に、デフォルトではDVDを再生することができないという問題があります。
ですのでWindows10でDVDを再生する方法としては、別途Windows10用のDVD再生プレーヤーをインストールする必要があります。
そこで今回はおすすめのDVD再生プレーヤー（フリーソフト）をご紹介します。
それぞれのプレーヤーの機能や特徴を解説しますので、ご自身にあったプレーヤーをインストールしてみてください。
『Windows DVDプレーヤー』の機能と特徴
WindowsストアからダウンロードできるMicrosoft純正のDVDプレーヤーです。
Windows 7 Home Premium、Windows 7 Professional、Windows 7 Ultimate、Windows 8 Pro with Media Center、Windows 8.1 Pro with Media Center のいずれかがインストールされている状態でWindows10へアップデートした場合、Windows Update時に無料でインストールすることができます。
それ以外のOSの場合は有料で1500円の支払いが必要です。1500円は高いと感じる人もいるかもしれませんが、購入時に利用したアカウントを利用している端末であれば、最大81台まで利用できると言う特徴があります。ですから利用する台数が増えれば増えるほど、割安と言うことができます。
気になるその機能ですが、まずはMPEG2のコーデックスもインストールされるため、標準の動画プレイヤーである映画＆テレビアプリ、またWindows Media playerなど他のアプリでも、MPEG2形式の動画を再生することが可能となります。
MPEG2とは、簡単に言うとDVDなどの媒体に映像や音声を圧縮する際に定められている方式のひとつです。
DVDの場合、多くはこのコーデックスが採用されています。
一方、ブルーレイはこれよりもより高画質、高音質を期待することができるMPEG4と言う方式が採用されているのが一般的です。そのためWindows DVDプレーヤーで再生できるのはDVDのみでブルーレイはその対象外であると言うのは、頭に入れておきたい点です。
機能として兼ね備えているのは、再生地点の確認や変更、縦横比の変更、停止、前にスキップ、巻き戻し、一時停止、早送りと言った機能であり、ごくごく基本的なDVDプレイヤーとしての機能は備えていると言うことができます。
パソコンで視聴したい映像の種類を増やしたいと言う場合には、このプレイヤーは入手しておいて損はないと言えます。
『5KPlayer』の機能と特徴
有料の物やフリーで入手できる物が数多くありますが、その中でも代表的なフリーソフトと言えるのが「5KPlayer」です。
5KPlayerは２０１５年にリリースされた比較的新しい動画再生ソフトであり、最近ではその優れた性能が評価され、広く使用されつつあります。そこで、その機能と特徴について具体的に説明します。
まず、5KPlayerの最大の特徴は、完全に無料で利用できるというところです。広告などが組み込まれることがなく、誰でもインストールして使用することができますので、気軽に利用を始めることができます。
また、料金を支払わないと必須の機能を制限されたりすることもありませんので、継続的に無料に使用することができます。さらに、ISOファイル、VBOファイルなどDVD以外のファイルにも対応が可能ですので、色々な場面で利用することができます
次に挙げられる特徴としては、5KPlayerは、非常に軽いソフトですので、動作が速く、操作性に優れるという点です。これによって、ストーリーの大事なところで動画がスムーズに再生されなくなったりすることや、他のパソコンの機能に悪影響を及ぼすリスクが低くなりますので、ストレスなくDVDを楽しむことができます。
さらに、DVDの画質を劣化なく再生できるという点もメリットとして挙げられます。たとえ操作性が良くても、画質が悪いと性能に優れているとは言えません。この点についても、5KPlayerは満足できる性能を有しています。
そして、最後にその優れたデザイン性と操作性が特徴として挙げられます。ソフトはシンプルでお洒落なデザインとなっており、使用していて気持ちの良いものとなっています。また、操作をしやすい画面構成となっていますので、再生、停止、早送り、巻き戻し、ボリュームの調整などを、初めて使用する人でも、簡単に操作を行うことができます。
『VLCメディアプレーヤー』の機能と特徴
VLCメディアプレーヤーはWindowsに対応しているDVDをはじめとする動画や音楽などを再生できるメディアプレイヤーです。
最初のバージョンが発表されたのは2001年で、移り変わりが激しいソフトウェアの世界で既に15年以上続いている実績があります。利用者数も非常に多く、インターネット上ではVLCメディアプレーヤーを快適に使うためのマニュアルや使った感想が多数公開されているため、親しみやすいプレイヤーでもあるのです。
最大の特徴は、非常に多くのフォーマットに対応しているという点です。動画や音楽は圧縮されていることがほとんどで、その圧縮形式がフォーマットと呼ばれます。
動画ファイルや音楽ファイルを再生する際はソフトウェアがファイルのフォーマットに対応していなければならず、メジャーではないフォーマットで圧縮されているファイルの場合は再生できないことがあるのです。しかし、VLCメディアプレーヤーは動画ファイルであればmpgやavi、wmvといったメジャーなフォーマットはもちろん、圧縮比率が高いため普及しつつあるmp4や動画の画質を維持できるmkvなどマイナーなフォーマットも難なく再生できるフリーソフトなのです。
音楽ファイルも同様に、最も有名なmp3のほかにm4aやogg、さらにはFLACなども再生することが可能になっています。
また、インストールする必要が無いことも特徴の一つです。多くのソフトウェアはWindowsにインストールしなければ使用できないため少し試してみたい場合に躊躇してしまいがちですが、VLCメディアプレーヤーはダウンロードした実行ファイルをダブルクリックするだけで起動できるため手軽に使ってみることが出来るのです。Windows10を導入して間もないときに、いくつかの再生ソフトウェアを比較してみたいときに便利です。
機能的にも優れていて、常に最前面に表示させることや特定の秒数にワンクリックでジャンプすることはもちろん、プレイリストやライブラリを登録して動画や音楽を好みの順番で連続して再生させるなど多機能さも備えています。さらに、秒数で指定した区間をリピート再生したり動画や音楽の再生速度を遅くして語学学習に活用するなど様々な使い方ができるのです。
Windows10を使い始めて動画ファイルや音楽ファイルをどのソフトウェアで再生するか迷っている人におすすめできるのがVLCメディアプレーヤーなのです。
『GOM Player』の機能と特徴
GOM Playerは株式会社グレテックジャパンが開発提供していフリーソフトで、動画やDVDなどの再生が可能です。
GOMプレイヤーは数ある動画再生ソフトの中でも非常に有名なソフトウェアであり、利用者もかなり多いです。
GOMプレイヤーの大きな特徴の一つとして挙げられるのが、再生可能な動画の形式が非常に多いことです。
動画の形式としては非常にメジャーなavi、mp4、flv、wmvはもちろん、rm/rmvb、mkvといったマイナーな形式の動画も再生することができます。
さらに、GOMプレイヤーが対応していない動画形式でも、コーデックの追加さえすれば再生できることが多いです。
また、通常のフリーソフトの場合だとででかでかと広告が表示されることが多いのですが、このソフトの場合だ広告はかなり小さいため間違えてクリックしてしまうこともほとんどありません。
さらに、GOMプレイヤーでは動画のキャプチャー撮影が可能になっています。
キャプチャー撮影とは、動画の一部分を画像として保存することを言います。
通常だと動画再生ソフトにはキャプチャー機能が付いていないこと方が多いのですが、GOMプレイヤーには標準装備されています。
またこれら以外の機能としてもまだまだたくさんあります。
代表的な機能としては以下の4つが挙げられます。
①ブックマーク機能
ブックマーク機能とは、自分が好きなシーンをあらかじめマーキングしておくことで、次回以降の再生の際にそのシーンから再生することができます。
この機能を使えば、その動画のお気に入りのシーンをいつでも簡単に視聴することができます。
②アニメーションGIF作成機能
アニメーションGIFの作成機能では、自分の好きなシーンをアニメーションGIFファイルとして保存することができます。
GIFファイルは動画ファイルよりも容量が非常に軽いので、TwitterｙFacebookなどにアップロードする際に非常に便意な機能です。
③字幕読み上げ機能
この機能はその名の通り、字幕を読み上げてくれます。吹き替えのように聞くことができるので語学学習などにも使えます。
④オーディオキャプチャー機能
動画内の好きな音楽やBGMを音声ファイルとして保存する機能のことです。
これらの機能以外にもGOMプレイヤーにはたくさんの便利な機能があります。
GOMプレイヤーはインターフェイスも非常にシンプルで使いやすいのでぜひ使ってみてください。